先日、スタッフ研修を行いました。今回のテーマは「発達検査の理解と活用」です。

日々の支援の中で「この子にはどんな特性があるのか」「どうすればもっと力を伸ばせるか」と考えるうえで、発達検査の情報はとても大切な手がかりになります。しかし、「検査結果=得点や偏差値」と捉えてしまうと、本当に大切なことが見えにくくなってしまいます。
今回の研修では、
- 発達検査の概要(どんな検査があるのか)
- 検査の目的や意味
- 検査結果の見方(得意・不得意の傾向や特性の読み取り)
- 結果を支援にどう活かすか
- 保護者の困り感にどのように答えるか
といった内容を学び、実際の支援場面を想定して意見交換も行いました。
「言葉での説明が苦手かもしれないけど、数字の処理は早い」
「この子は記憶が弱いというより、聞いたことをイメージで理解するのが苦手なのかもしれない」
そんな気づきが、検査結果から得られることもあります。
そしてその気づきが、「ではどんな教材が合うのか」「どんな伝え方ならわかりやすいのか」という日々の支援につながっていきます。
今後も、子ども一人ひとりの理解を深めるために、こうした学びの機会を大切にしていきます。
そして保護者の皆さまにも、必要な情報をわかりやすく、丁寧にお伝えできるよう心がけてまいります。
