悩みや問題を抱えている。
試しに誰かに話してみる。
しかし、いつも同じ話になる。まさに堂々巡り。
アドバイスもしてくれるけれど、
アドバイスをする「あなた」よりもたくさん考え悩んできた。
そんな解決の糸口が見えないとき、
「ブリーフセラピー」という心理療法では、
原因よりも解決に焦点をあてるその過程で
「ミラクルクエスチョン」というものを使う。
【ミラクルクエスチョン】
「想像してみてください。眠っている間に奇跡がおきてあなたの問題を解決しました。
明日の朝、目が覚めた時に、どんなことから「あ、奇跡がおこっちゃった」と気づきますか?」
奇跡が起こった後の状況を、五感を使ってできるだけ鮮明にイメージしていると、
あるとき、ふと問題が解決したような、問題が軽くなったような、
そんな体験が起こるらしい。
以下は話を広げるための質問例と、その答え例です。
質問例
・「そしたらどうなる?」
・「いつもとちがうことはなんだろう?」
・「その中でいつもと違うことで、小さいことでできることは?」
・「その間に奇跡が起こったことに気づきますか?」
・「そのあとは?」
答え例
・朝起きたら6時半。いつも遅いけど。なんだか体が体がかるいかなぁ
・奇跡が起こっていたら、お母さんとはいつもは話したくはないけど、
「おはよう」っていうと思う
・いつもは家にいたいけど、買い物にでかけるかもしれない
・いい日だったら食卓に花をそえるかも
丁寧に聞くと30分ほどかかるみたいですが、
堂々巡りで長年抱えていた問題が嘘のように解決した例も多数あるみたいなので、
試す価値はあるかも・・・。