生徒に問いかけてみたところ「建国記念日」という答えが多かったのですが、
今日は「建国記念の日」です。
これには歴史的な背景があります。
『日本書紀』には、紀元前660年2月11日、初代とされる神武天皇が即位したという記載があります。
これを根拠として、明治時代に「紀元節」という祝日が生まれ、一度は廃止されたのですが、
1966年に「建国記念の日」として復活したのです。
神武天皇は実在が疑われていますし、日付にも科学的裏付けがあるわけではないので、
「この日に建国された」という意味の「建国記念日」ではなく、
「(いつかは分からないけれど)建国されたことをお祝いしましょう」という意味の「建国記念の日」となったのです。
歴史を調べていくと、面白い発見があるものです。
授業でもまた、いろいろ調査してみましょう。